この記事は CoderDojo Advent Calendar 2025 の21日目の記事です。

皆様はじめまして、今年の2月より神奈川県小田原市でCoderDojoを始めさせていただきました山本と申します。

いよいよクリスマスが間近に迫ってきまして、投稿されてきた皆様の素晴らしい記事を拝見しながらこれちょっと早まってしまったかなぁと思いつつそれでも参加したもん勝ちの精神で取り組んでいければと思います。
短い間ではありますが皆様どうぞよろしくお願いいたします。

はじめに

CoderDojo 小田原はチャンピオンである自分とセーフガーディングスポンサーという最小構成で毎月一回開催しております。自分はコーディングスキルに秀でているわけではないので、ビジュアルプログラミングを好んで行っています。ただ、使用するツールがKNIMEという割と限定した分野でしか知られていないものなので、参加しているニンジャ達にはあまり興味を持ってもらえません。ですので普段はみんな楽しんでもらえたら良いなぁと思いながら見守るのが基本スタンスです。

このようにDojo開催時は空気と一体化しているチャンピオンですがそれでもちょいちょい独自の試みもしているつもりですので今回はその一部をご紹介していきたいと思います。

4回目の壁を乗り越えて欲しい!

過去の自分を振り返ってみると三日坊主とはよく言ったもので新しい環境に触れて1回目、2回目は面白い!と参加するようなことでも3回目になってくるとちょっと腰が重くなってきて、4回目になろうものならちょっと面倒かも、と参加が遠のいていってしまう、ということが多々ありました。その一方4回目の壁を乗り越えてしまえばそれなりに継続することができて習慣化する、という実感もあります。
と、いうことで参加意欲が境界線上のニンジャの3回目、4回目参加のモチベーションをどうやって持ってもらうかが課題であると考え、プログラミングのことは一旦置いておいて4回目に参加したくなるような仕掛けをしてみようと。

自分だったらどういうのが嬉しいだろうかという点から考え、小規模Dojoだからそこまで費用はかからないだろうと通算で3回参加してくれたニンジャには希望に応じてオリジナル名札をプレゼントすることに。

↓こんなやつです。

ちょっと反則技な気もしますがそれで習慣化してもらえるなら全然良いと試してみたところ大当たり。ベースの色と記入する名前を自由に選べるようにしているのですがみんなプログラミングしているときよりも真剣に考えているかもしれない。

これは今後も続けて行きます。

過去の偉大なる作品に触れて欲しい!

自分の個人的なこだわりとして過去のテクノロジーに触れる機会も作りたいというのがありまして、たまに昔のゲームだとかおもちゃだとかを持ち込んで自由にあそんでみてね、と開放しています。

直近はまさに今日で、今回は40年以上前に発売されたトミーのアームトロンというロボットアーム的なおもちゃの稼動品実機を持ち込んでいます。

これはかなり好評でした(割と駆動音が大きいので遊んでいないニンジャの妨げにならないかヒヤヒヤしましたが)。
技術的にも近年のロボット工学に影響を与えている部分があるらしく、もしご興味ありましたらこちらも合わせてご覧下さいませ。

次は自分が小学生時代に熱中したバーコードバトラーをなんとか入手して持ち込む予定でおります。また、もう少し範囲を広げて過去のテクノロジーの発展の歴史に触れるような機会も作って行きたいなぁと思っています。今手持ちの機器類でもすぐできそうなのは電子記録媒体の発展を振り返ってみる、とかでしょうか。フロッピーディスクとか、MOとか、ZIPとか。
一体どれ程のニンジャが知ってるんでしょうか。

新規デバイスの開拓活動

例えばmicro:bitやtoio、ichigojamといったようなデバイス類が活用されているかと思います。
自分も各Dojoの皆様の活用報告を見る度になにそれ面白そう!といろいろ入手してはいるのですが、その一方で自分も新しいデバイスを開拓したいなーとゆるゆると調査活動をしていたりもします。そこでせっかく機会を頂いていますので最近注目しているデバイスをご紹介させていただきます。

中田商店さんのNERD HPCです!

令和のポケコンと銘打った一品で、大人の手に収まるようなサイズ感でBASICプログラミング、実行ができます。画面は白黒でやや小さめですが専用の形式に変換して動画も60FPSで動かせる。単音スピーカーで音も出せる。GPIOも付いていて拡張性もあって、microSDも扱える。この欲張りセット、オープンソース化されています。

何ならファームウェアの開発にも参加したり、クローンハード作成も歓迎です!とのこと。
X上でも有志の方々のゲーム作品等が何作も公開されたりしていたりしますし、ひっじょうに楽しみな一品です。

現状ではコミケやレトロゲーム系の各種イベントでしか入手できませんが、Amazonで販売できるよう準備をしている、
とのことですので近いうちに入手性が上がると期待しています。

もしこのようなデバイスが好きでNERD HPCちょっと興味あるかも、というDojoがありましたらこちらもお調べいただければと思います。
主にXで情報収集できるかと思います。
なお、最初に¥3,500-というお値段が目に入るかと思いますが、残念なことに値上がりしてしまっていますこと、お伝えさせていただきます。。。

WrapUp

以上思いついたことを頭から三つほどご紹介させていただきました。
お時間が来たようですので皆様の良きDojoライフをお祈りさせていただきながら終わりとさせていただこうと思います。

ありがとうございました!!